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2023年茅ヶ崎の地価公示価格|県内上昇率TOPが意味するもの

茅ヶ崎 地価 2023

2023年3月22日、令和5年地価公示について、国土交通省が公表した資料をもとに神奈川県分を取りまとめた結果が公表されました。県全体の用途別平均変動率は、すべての用途で近年を上回り、中でも茅ヶ崎の住宅地における地価上昇率が目立つ結果となりました。

では、なぜ茅ヶ崎で地価が上昇しているのでしょうか。

今から新たに茅ヶ崎で不動産投資はするべきなのか、今後湘南・茅ヶ崎で不動産投資を検討中の方や、現在茅ヶ崎の物件を運用している方は、是非ご参考ください。

参考:神奈川県記者発表資料

 

住宅地、商業地の価格上昇率は茅ヶ崎市が県内TOP

令和5年(2023年)1月1日、神奈川県内の1,787地点(住宅地1,338地点、商業地365地点、工業地72地点、その他12地点)の調査資料によると、令和4年(2022年)からの1年間で、県全体の用途別平均変動率は上昇しました。

 

神奈川県内の地価動向
住宅地 1.4%
商業地 2.9%
工業地 4.3%

特に湘南エリアの住宅地の上昇率が高く、茅ヶ崎市4.1%、鎌倉市2.5%、藤沢市2.2%、平塚市1.1%の上昇となりました。

茅ヶ崎市は、住宅地の地価上昇率4.1%で神奈川県内トップの上昇率になりました。また、商業地の地価上昇率も6.1%となり、こちらも県内トップ。住宅地、商業地ともに茅ヶ崎市が県内第1位の地価上昇率という結果になりました。

 

2023年神奈川県内住宅地の上昇率トップ10地点

神奈川県内住宅地の上昇率ランキングTOP10は以下の通りです。

1位 茅ヶ崎「浜竹2丁目」 10.8%
2位 横浜西「岡野2丁目」 8.4%
3位 茅ヶ崎「東海岸北2丁目」 8.2%
4位 茅ヶ崎「東海岸南3丁目」 7.5%
5位 鎌倉「七里ガ浜2丁目」 7.4%
6位 横浜鶴見「尻手1丁目」 7.1%
7位 横浜鶴見「鶴見中央2丁目」 7.1%
8位 川崎高津「久本3丁目」 6.9%
9位 茅ヶ崎「東海岸北4丁目」 6.9%
10位 茅ヶ崎「松浪2丁目」 6.6%

 

住宅地の地価上昇率TOP10のうち半数の5地点を茅ヶ崎市が占める結果となりました。いずれも、JR東海道線「茅ヶ崎駅」と「辻堂駅」の間、海側のエリアであることがわかります。

参照:神奈川県政策局

 

茅ヶ崎市地価上昇の理由とは

茅ヶ崎の住宅地、商業地の地価上昇率の背景となったのは、主に以下の3点が考えられます。

 

茅ヶ崎市の人口増加

コロナ禍で進んだリモートワークに伴った郊外転居が進み、都心へのアクセスも比較的良好な、湘南エリアへの移住が増えたため。特に辻堂駅の西側エリアでは、大型商業施設や海岸への近接性、区画の細分化が進んだことから地価が上昇し、これらの需要が郊外部まで広がる動きが見られ、地域一帯で地価の上昇に繋がった。

活発なマンション開発

茅ケ崎市では、茅ケ崎駅南側を中心に商店街の客足は堅調であり、駅に近い地区においては新築分譲マンション、ワンルームの賃貸マンション建設が急激に増える等、旺盛なマンション需要も見られたため、地価の上昇に繋がった。

不動産投資の増加

エリア本来の持つ自然環境の美しさと、大型商業施設などの利便性から、居住者の満足度が高く、投資家や不動産会社が注目し、不動産投資が増加した。

 

【エリア別特集】湘南・茅ヶ崎における不動産投資の魅力とは?

 

今茅ヶ崎で不動産投資をすべきか

2023年地価が上昇した茅ヶ崎では、今後は地価の下落リスクが気になって不動産投資に踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

地価が上昇、または下落する要因は多岐にわたりますが、主に地価が下落する要因として、以下の3つが挙げられます。

・不況や景気後退
・地域の人口減少
・過剰な供給

それぞれの項目で、今後の茅ヶ崎の地価の推移について考えてみましょう。

 

不況や景気後退

経済の不振や景気後退期には、需要が低下し、不動産市場も影響を受けます。企業の倒産や失業率の上昇などが不動産市場に悪影響を与え、地価の下落につながることがあります。

茅ヶ崎を含め湘南エリアでは、コロナ不況と言われる状況下で、転入者数を増やし人口増加している実績があり、着実に不動産需要を高めています。また、都内のマンション価格が1億円以上と高騰する現状で、郊外の物件は割安感もあり、湘南ブランドの定着とともに不況下でも好調なエリアです。

 

地域の人口減少

人口減少地域では、住宅需要が減少したり、商業施設や公共施設の需要が減ったりするため、地価の低下が生じることがあります。

茅ヶ崎市では、人口も世帯数も増加傾向にあります。過去5年間の半年ごとの推移をみても世帯数の増加傾向にあり、増加率は0.4〜0.7%ほどと安定しています。

 

過剰な供給

不動産市場において、供給が需要を上回る状況が続くと、地価は下がる傾向があります。新規建設プロジェクトや開発が急速に進行し、需要を吸収しきれない場合、地価は下落する可能性があります。

茅ヶ崎では、現在マンション開発が盛んである一方で、厳しい市の条例もあり、不動産投資での共同住宅(アパート・マンション)などの新築が計画しづらいエリアです。そのため、新築供給物件は他のエリアと比べて少ない傾向がありますが、人口と世帯数の増加による需要は継続すると見込まれます。

 

これらの現状から、茅ヶ崎の地価は比較的安定傾向にあるといえるのではないでしょうか。しかし、不動産投資で物件選びをする際には注意が必要です。

 

茅ヶ崎で不動産投資を成功させるためには

人気のあるエリアだからといって、どんな物件でも満室になるわけではありません。例えば、一見すると利回りの良い物件であっても、1Kなどの狭小アパートは、供給過多の傾向があり、新たに不動産投資をする方にはNG物件と言えます。

また、同じ茅ヶ崎であっても、エリアによって暮らす方達のライフスタイルが異なりますので、その方達のライフスタイルに合った物件を提供することが重要です。つまり、型にはまった「良い物件」というのは存在しないのです。

茅ヶ崎及び周辺の湘南エリアは、近年特に人気のエリアということもあり、多くの不動産会社が参入しています。あなたがもし茅ヶ崎で不動産投資を検討されているのであれば、土地や物件の情報など、地域の特性を熟知した、信頼できる不動産会社を選ぶことが、茅ヶ崎での不動産投資成功のポイントとなるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

不動産投資をするにあたり、立地という条件は慎重に吟味する必要があります。地価が下がったら投資を検討をしようと考えている方もいるかもしれませんが、地価の長期予測は難しいものです。また、一旦下落傾向になると、もっと下がるまで待とうという心理も生まれてくるものです。

不動産投資のベストなタイミングとは融資や収入をふまえ、「あなたが投資出来るとき」というのが鉄則です。あなたの不動産投資の目的が「将来の資産形成」であれば、タイミングは早い方が有利です。

つまり、地価が上がっていても、収益が上がれば回収できるため、地価下落を待つよりも早く収入を得たほうがメリットがあるということです。

時間はお金で買うことができません。また、取り戻すこともできません。資産形成のためには、不動産投資には早く取り組む方が有利です。

将来に備え、「湘南で安定した不動産投資」をお考えの方は、湘南エリアで46年の実績を持つユーミーらいふグループ「湘南ユーミーまちづくりコンソーシアム」に是非お任せください。

 

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